出札口
しゅっさつぐち
名詞
標準
ticket window
文例 · 用例
やがて午前十時になったので、切符を購めて出札口に差し掛かると、「ドッコイ、お待ちなさい。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
五時広島駅着、地下道をのぼつて出札口に近づくと、大山さんのニコ/\顔が待つてゐた、うれしかつた、連れて澄太居へ。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
で、出札口への行列にいつとなく入って兎に角に裾野駅までの赤切符を買った。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
その道の真中に二人の男が立って、遮断機の前でなにやらしていたが、自動車が前まで来て止まると、その内の一人は事務所を兼ねている出札口へ這入って行った。
— 大阪圭吉 『白妖』 青空文庫
紳士は真ッ先に飛び降りて、出札口へ馳けつけた。
— 大阪圭吉 『白妖』 青空文庫
すると被告は、暫く考えたあとで、そう云えば、自分はあの晩まったく早くから出掛けていて、まだ開館にならない映画館の出札口で、見物人の行列の一番先頭に立って出札を待っていたから、調べて貰えばきっと誰れか自分を見た人があるに違いないって云い始めたんです。
— 大阪圭吉 『あやつり裁判』 青空文庫
菓子屋に菓子がなければそれだけ私の経済の節約になるし、米が買いにくくなったので、「日本人は何と云っても三度三度米を喰わなければ」と云っていた封建時代育ちの老人達もその頑冥不霊を取り下げなくてはならなくなるし、特に乗車や出札口での一列制度は交通道徳上大変喜ばしい向上だし、其他其他なのである。
— 戸坂潤 『友情に関係あるエッセイ』 青空文庫
そして「出札口」その他の作品に店の宝石や釣銭やのちょろまかしという行為で表現された勤労者の現代社会への抗議の様式が、時をへだててちがった形で作品の中に反復されることに読者は無関心であり得ないと思う。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
作例 · 標準
駅の出札口には、朝早くから帰省ラッシュの長い列ができていた。
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「本日の指定席は完売しました」という案内が出札口に貼られている。
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出札口の奥では、係員が大量の切符の束を確認していた。
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