畳屋
たたみや
名詞
標準
matmaker
文例 · 用例
畳屋も来ている、八百屋の顔も見える。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
すぐ、廻り縁の座敷に、畳屋の入つてゐたのも、何となく心ゆく都の時雨に似て、折から縁の端にトントンと敲いた茣蓙から、幽に立つた埃も青い。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
このお隣りの畳屋にも東京から疎開して来ている家族がおりますけれども、そこの細君がこないだうちへやって来て、うちの細君と論戦しているのを私は陰で聞いて、いや、面白かったですよ。
— 太宰治 『やんぬる哉』 青空文庫
…… ところが、こんどの相手は畳屋の年期職人上がりで、ときいてみると、それも予期した通りのようだったが、矢張りおたかは顔色を変えた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
散髪屋も畳屋も同じ手職稼業でたいした違いはないようなものの、おたかにしてみれば口惜しいほど格式が落ちたと思われ、だから断るにもサバサバした気持だった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
一つには、義枝の年が若ければ、かえって畳屋の職人でもあっさりと応じたのかもしれず、つまりはひがみだった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
やがて気も静まって落着いたところは、相手がどこの誰にしろ、たとえ畳屋の職人であろうと、持子をくれてやる肚だった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
そのお加代のところへ、隣り村の畳屋の次男坊で、中学まで行った勇作というのが、この頃毎晩のように通って来るというので、兼ねてからお加代に思いをかけていた村の青年たちが非常に憤慨して、寄り寄り相談を初めた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
作例 · 標準
地元の畳屋さんに相談して、カビに強い素材の畳に変えてもらった。
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畳屋の軒先を通りかかると、藺草の懐かしい香りが漂ってきた。
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あの畳屋さんは三代続く老舗で、近所の神社やお寺の仕事も引き受けている。
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