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竦み上がる

すくみあがる
動詞
1
標準
文例 · 用例
そうすると、当然可遊の方から挑みかけた無理心中と云う事になってしまうけれども、そうなるとまた、今度は身体が竦み上がるような思いがして来ると云うのは、その矢車の事なのさ。
小栗虫太郎 絶景万国博覧会 青空文庫
顔を覗かせただけでも、下から吹きあげる冷たい烈風、底に無表情に横たわる水のない沼土までの遠さなぞに竦み上がる崖上から、十四、五の少年中国兵が鳥のような叫声をあげ、鳥のように舞い降りたのだ。
田中英光 さようなら 青空文庫
すると、グリーンランドの西海岸をみるデヴィス海峡にかかった時、「発見」号の全員がすくみ上るようなことが起った。
遊魂境 人外魔境 青空文庫
私は膝頭が震えて、からだが、すくみ上るような堅苦しい息|窒りをかんじた。
室生犀星 性に眼覚める頃 青空文庫
冴え渡った煌きに、彼は竦みあがる。
POIL DE CAROTTE にんじん 青空文庫
失神する直前の、無限に墜落するあのたよりなさ……官能をギリギリまでおしつめ、粉々にしてしまうような苦悩のつづけ撃ちだったが、それ自体は不愉快なものではなく、苦痛の極の恍惚といった、言い知れぬ感動に思わず竦みあがる瞬間もあった。
久生十蘭 虹の橋 青空文庫
……しかしながら、絲満の加害者が、あんたの血相を見たら、たいてい竦みあがるだろう。
久生十蘭 金狼 青空文庫
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