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余得

よとく
名詞
1
標準
emoluments
文例 · 用例
支那の巡警や、鉄道員や、税関吏は、金持をせびって余得をせしめるのが昔からの習慣となっている。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
が、これがもしスパイの余得であったなら同志を欺くためにもこういう不当所得の看え透かされるような真似は決して做なかったろう。
内田魯庵 最後の大杉 青空文庫
少くも利権割取を政治家の余得として一進一退を総て金に換えて怪まない今の政界にあっては沼南は実に鶏群の一鶴であった。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
昨夜の余得として、酒がある、カマボコがある、バツトがある、――ありがたく頂戴して今日の憂欝を消散せしめる。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
未明起床、夜が朝となる景象を観賞する、不眠の余得とでもいはうか。
昭和十三年 旅日記 青空文庫
然るに一方では村の老若男女童男童女が我先にと川へ出かけて行つて、弱り切つてゐる魚を捕まへるので、つまり余得にありつくのである。
斎藤茂吉 念珠集 青空文庫
すると、ほかに余得もあるからな。
坂口安吾 影のない犯人 青空文庫
宿の留守居連中も集まって来て、諦められない猟師を、いっそう諦められないものにする――というのは、熊一頭を得れば一冬は楽に過せる、山に住む人の余得として、これより大きいのはない、それを取外した猟師のために、やれやれ気の毒なことをしたと悔みを言うものですから、猟師がいよいよ諦めきれなくなりました。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
川の澱には、多くの魚が群がっていた。
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流れの緩やかな澱は、子供たちの格好の遊び場だった。
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深い澱の底には、何が潜んでいるのかわからない。
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