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旧円

きゅうえん
名詞
1
標準
文例 · 用例
だから、旧円を新円に替えることも、通帳から生活資金を引き出すことも出来なかった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
旧円流通の期限が来ると、宿賃はおろか電車にも乗れないと、陽子は狼狽した。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
」「旧円の時ほどじゃないわよ。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
旧円の預け入れの時想いだしたんだが、どの本に入れて置いたのか忘れてしまったから、探すのはやめた。
織田作之助 青空文庫
いちいち探してると、朝まで掛って、その間原稿は書けんからね」「しかし、奥さんにそう言って、探して貰えばよかったに」「原稿を書いてる傍で、ごそごそ本をひっくりかえされるのは、仕事の邪魔だと思ったので、それもよしたよ」「君のことだから、合服のポケットなんかに旧円がはいってやしないか。
織田作之助 青空文庫
探して出て来ても、旧円じゃ仕様がない」「みすみす反古とは、変なものだね。
織田作之助 青空文庫
私は新円と旧円のきりかえの時、二百円しか金がなかった。
織田作之助 私の文学 青空文庫
いくら京都が女の都であるとはいえ、モラトリアム措置以来、さすがに木屋町の遊興客も旧円のころよりは少なくなり、相当売れる女でも、まともに稼いでいては月に千円かそこらの収入しかない。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫