水入らず
みずいらず
名詞名詞-の形容詞
標準
(being) by oneself
文例 · 用例
家を一軒持って二人が水入らずで暮せる様になりたいって……」 「今度は三人よ」 「そうか、そうだったな」 「女の子かしら」 「男の子、嫌いかい?
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
」「――商業地の真ん中で、水入らずにそんな謎のような話をするものじゃありませんわ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
これは日本と関係のないよその話ではあるが、自分の知るところでは一九一〇年ごろのカイゼル・ウィルヘルム第二世は事あるごとに各方面の専門学術に熟達したいわゆるゲハイムラート・プロフェッソルを呼びつけて、水入らずのさし向かいでいろいろの科学知識を提供させて何かの重要計画の参考としていたようである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
それは、ポーラとの結婚を祝する座員ばかりの水入らずの宴会の席で、ポーラがふざけて雌鶏のまねをして寄り添うので上きげんの教授もつり込まれて柄にない隠し芸のコケコーコーを鳴いてのける。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
それでもイフヒムとカチヤが水入らずになれ合って居た間は、己れだって口を出すがものは無え、黙って居たのよ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
お民さん、貴女がこうやって遊びに来てくれたって、知らない婦人が居ようより、阿母と私ばかりの方が、御馳走は届かないにした処で、水入らずで、気が置けなくって可いじゃありませんか。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
三風居・街のひゞきも見おろして母子の水入らずで 淡々居・松に糸瓜も、生れてくる子を待つてをられる 阿弥坊居・カンナもをはりの、秋がきてゐる花一つ 十月二日 十一月一日行乞のつかれと酒の酔とでぐつすり寝た。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
」 久しぶりで親子水入らずで、お茶を呑みバナナを食べながら、そんな話をしているうちに風呂の支度が出来、均平は裏梯子をおりて風呂場へ行った。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
大切な話があるので、二人水入らずで話したい。
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家族だけで水入らずで食事を楽しんだ。
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彼女と水入らずで過ごせる時間が何よりも幸せだ。
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