痂せる
かせる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to dry up
文例 · 用例
しかもおまへはわがままに親しい人だと歌つてきかせる。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
即ち意欲すべきものといふより、おのづと出来るにまかせるべきものといふことである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
比較根性の愚劣」と自分へ説き聞かせるようにゆっくり呟きながら、ぶらぶら歩きだした。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
The Yellow Book の故智にならい、ビアズレイに匹敵する天才画家を見つけ、これにどんどん挿画をかかせる。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それが裏街の芥捨場や、雑草の生える埋立地で、詩人の心を低徊させ、人間生活の廃跡に対する或る種の物侘しい、人なつかしい、晩春の日和のような、アンニュイに似た孤独の詩情を抱かせるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
また、短文の方は例えば「赤」とか「旅」とかいう題を出して、それにちなんだ十行か二十行くらいの文章を書かせるのであった。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
一順すむと祭壇の菓子を下げて子供等に頂かせる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
敵軍が近寄るのでフィンが呼びさますと、「もう少し夢のつづきを見せてくれればよかったのに」と言ってその夢の話をして聞かせる。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
作例 · 標準
夏の日差しが強くて、田んぼの土がもうカサカサに痂せているよ。
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指先が荒れてしまって、ひび割れて痂せてきそうだ。
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傷口を乾燥させすぎると、痂せてしまって治りが遅くなることがある。
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「あー、唇が乾いて痂せてきちゃった。リップクリーム塗ろう。」
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標準
to be poisoned (with lacquer)
作例 · 標準
漆塗りの工房で働いている友達が、最近かぶれてしまって、どうやら漆に痂せているみたいなんだ。
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昔は、漆器を作る職人さんが、よく漆で痂せるという話を聞いたもんだ。
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「うわ、この漆、肌に合わない!すぐ痒くなるし、もしかして痂せるのかな?」
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この古い屏風の修復作業で、慎重に扱わないと、顔に漆の匂いが移って痂せることもあるらしい。
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標準
to waste away
作例 · 標準
病気で食事が摂れず、彼はみるみるうちに痩せ細って痂せてしまった。
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長年放置された古い建物は、風雨にさらされてひどく痂せていた。
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「あの元気だった人が、最近やつれて痂せているのは心配だね。」
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愛情をかけられずに育った植物は、元気なく葉を落とし、やがて痂せてしまう。
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