銓
銓
名詞
標準
文例 · 用例
十吉「その銓衡試験を受けたんでしょう?
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
五百が強いて帰ろうとすると、宗右衛門は安の生んだお敬お銓の二人の女に、おばさんを留めいという。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
この計画のために、抽斎は二階の四室を明けて、宗右衛門夫妻、敬、銓の二女、女中|一人、丁稚一人を棲まわせた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
跡に遣ったのは未亡人安四十四歳、長女|敬二十一歳、次女|銓十九歳の三人である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
宗右衛門はまだ七歳の銓に読書を授け、この子が大きくなったなら士の女房にするといっていた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
銓は記性があって、書を善く読んだ。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
こういう時に、宗右衛門が酒気を帯びていると、銓を側に引き附けて置いて、忍耐を教えるといって、戯のように煙管で頭を打つことがある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
銓は初め忍んで黙っているが、後には「お父っさん、厭だ」といって、手を挙げて打つ真似をする。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫