顧念
こねん
名詞
標準
文例 · 用例
時流というものに敢然囚われず、身みずから僧をもって任じつつも、僧侶型に顧念せず、凡百の能書に最高所を採り、二流的妙品にはいささかも眼をくれず、一意最高書道に向かって進暢を計るかに見ゆるその態度と卓見は、徳川期の何人にこれを求むるも比類ないところである。
— 北大路魯山人 『良寛様の書』 青空文庫
これを横川の和尚の使いに持たせて帰せ」 と、侍臣のひとりに渡すと、もうその用件には何の顧念ないように、ほかの家臣を顧みて、「光秀様には、あれからずっと、御熟睡しておらるるようか?
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それに顧念しているにはあたらない。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
三二四 陀那波羅柯と名づくる象は醉狂して制し難く、此を縛すれば食せず、(此の)象は(唯)象の林を顧念す。
— 荻原雲來訳註 『法句經』 青空文庫