包める
くるめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to lump together
文例 · 用例
」と幾多の危懼、憂慮を包める声音、==お謂でないよ==は符牒のようなり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
同じく祭りのための設けとは知られながら、いと長き竿を鉾立に立てて、それを心にして四辺に棒を取り回し枠の如くにしたるを、白布もて総て包めるものありて、何とも悟り得ず。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
さて泥棒達は風呂敷に包めるだけ品物を包んでしまふとさつさと出て行かうと致しました。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
その面は和ぎて一点の怒気だにあらず、寧ろ唇頭には笑を包めるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
しかし木部という事を先方からいい出すまでは包めるだけ倉地には事実を包んでみようと思って、ただにこやかに、「こんな所でお目にかかろうとは……わたしもほんとうに驚いてしまいました。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「君のシスタアが友だちだし、先生のエルダアブラザアもいるんだし、どうにか方法がありそうなもんだねえ」「まア、放っておいてくれ、考えると苦しくなる」 胸にひそかに恋を包める青年の苦しさというような顔を郁治はして見せた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
つれなしと見つる浮世に長生へて、朝顏の夕を竣たぬ身に百年の末懸けて、覺束なき朝夕を過すも胸に包める情の露のあればなり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
風呂敷といふものは何と便利なものだらう、大小自由だ、大きいものも小さいものも一枚で包める、とてもトランクやケースやバツグが及ばない、たゞモダーンではない。
— 三八九日記 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言は、問題を単純化しすぎて全てを一つの枠に包めてしまっている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
いくつかの異なる意見を無理に一つに包めるのは難しいだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
このプロジェクトの成果は、簡単に一言で包めるものではない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash