もて
もて
接頭辞頻度ランク #8164 · 青空 0 例
標準
emphatic prefix
文例 · 用例
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
〔雪とひのきの坂上に〕宮沢賢治雪とひのきの坂上に粗き板もてゴシックを辛く畳みて写真師の聖のねぐらを営みぬぼたと名づくる雪ふりていましめさけぶ橇のこらよきデュイエットうちふるひひかりて暮るゝガラス屋根
— 宮沢賢治 『〔雪とひのきの坂上に〕』 青空文庫
春晝――敍情小曲――萩原朔太郎うぐひすは金屬をもてつくられしそは畔の暗きに鳴き菫は病鬱の醫者のやうに野に遠く手に劇藥の鞄をさげて訪づれくる。
— ――敍情小曲―― 『春晝』 青空文庫
我々の詩について――新しい詩壇の詩について――芥川君が聰明な理解と見解をもてることは、前述べた如く自分の常に敬服する所である。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
もっとも手紙のおもてには、M・Tさんのお名前は書かれておりませぬ。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
そうして、手紙のおもてには、差出人としていろいろの女のひとの名前が記されてあって、それがみんな、実在の、妹のお友達のお名前でございましたので、私も父も、こんなにどっさり男のひとと文通しているなど、夢にも気附かなかったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
父は往診して他人といふ無責任な人達にもてなされて帰つて来ると苦労性な皆が不快だつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
石もて蛇を殺すごとく一つの輪※を斷絶して意志なき寂寥を蹈み切れかし。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
作例 · 標準
あんなに才能のある若者なら、どこの球団からももてはやされるのは当然のことだ。
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せっかく遠くから来てくれたんだから、精一杯の料理でお客様をもてなそう。
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急に大金を手にしたことで、彼は自分の器にはもてあますほどの贅沢を繰り返した。
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