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爛熟期

らんじゅくき
名詞
1
標準
one's full maturity
文例 · 用例
フランスのように人間の可能性を描く近代小説が爛熟期に達している国で、サルトルが極度に追究された人間の可能性を、一度原始状態にひき戻して、精神や観念のヴェールをかぶらぬ肉体を肉体として描くことを、人間の可能性を追究する新しい出発点としたことは、われわれにはやはり新鮮な刺戟である。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
文化的爛熟期に入った列国代表者のデリケートな鼻の表現の間を、新興民族の蛮勇を象徴した鼻の表現で、片っ端から押しわけて行った巨人がありました。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
東京人の堕落は、こうして爛熟期が糜爛期に入って行く。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
」 文化生れのこの人は、江戸で生れはしなかったが、江戸の爛熟期の、文化文政の面影を止めていた。
蕎麦屋の利久 旧聞日本橋 青空文庫
言葉を換えて云うなら、文学史上、新らしく勃興して来た一つの文芸が、完成爛熟期に到達するためには、半世紀間或は一世紀間なりの文明の継続を必要としたのである。
直木三十五 大衆文芸作法 青空文庫
生の無価値にして厭うべきことを説きながら、自らは疫病を恐れて町を飛び出したり、ホテルでは数人前の食をとったり、愛人と手を携えてイタリアを旅した彼の哲学は、インド思想と共通な涅槃を説きながら、その基調においては悩しき青春の爛熟期の哲学である。
三木清 語られざる哲学 青空文庫
芝居の中に、芝居を求めるといふことは、確に、芝居の盛な時代――芝居の爛熟期――の一般民衆の要求でありました。
岸田國士 芝居と生活 青空文庫
かかる思想史的爛熟期を後に控えた原初的思想家、しかもその思想葛藤を通じて最後の勝利者として残った永遠の思想家、それが孔子なのである。
和辻哲郎 孔子 青空文庫
作例 · 標準
平安時代は、貴族文化が爛熟期を迎えた時代として知られている。
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このバンドは、デビューから数年で爛熟期を迎え、最高のパフォーマンスを見せた。
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彼の演技はまさに爛熟期に入り、観客を深く感動させた。
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