大般若経
だいはんにゃきょう
名詞
標準
Great Perfection of Wisdom Sutra
文例 · 用例
彼は平太郎に向って某寺で大般若経を空中に投りあげて、和尚をはじめ参詣人を恐れさした古狸や、また、某祠を三|筒に見せて人を驚かした古猫やを蹄で捕獲した話などを聞かし、それから室の模様や庭の容を見きわめたうえで庭の垣根に蹄をしかけた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
しかし、怪異が気になるので大般若経などを読んでもらったりしているうちに、これも病気になって歿くなったので秋山家も断絶した。
— 田中貢太郎 『四谷怪談』 青空文庫
したがって『般若心経』という、この簡単なる経典は、ただに『大般若経』一部六百巻の真髄、骨目であるのみならず、それは実に、仏教の数ある経典のうちでも、最も肝腎|要の重要なお経だということを表わしているのが、この「心経」という二字の意味です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
」「同薬師寺魚養大般若経、大安寺縁起、志義山毘沙門縁起、来迎寺所蔵十界図の条に※斎云。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
大本山と呼ばれる様な大きな禅院では毎早朝一山の僧侶総出の勤行があり、さうして大抵は大般若経転読の行持も一枚挾まる様だ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
系図や大般若経の写本や昔の獅子面などを見せてもらったあとで、コマ神社の歴史についての薄ッペラな本などを貰いうけ、「写真屋をつれて、また明日、出直して参ります。
— 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
社宝の大般若経というのは、ここの子孫の一人が建暦元年から承久二年までの十年間に下野足利の鶏足寺で書写したもので、例年春三月に転読するのだという。
— 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
これについて思い合わせることは、「浄行僧」あるいは「清行僧」という語のあったことで、早く慶雲二年六月に「京畿内の浄行僧をして雨を祈らしむ」ということが『続日本紀』にみえ、天長五年六月には「清行僧三十人を野寺に屈し、大般若経を転読す。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
寺院の蔵書には、貴重な大般若経が収められている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
大般若経は、般若心経の元になったとされる膨大な経典群だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
学僧たちは、毎日大般若経の読経を行った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash