密画
みつが
名詞
標準
detailed drawing or picture
文例 · 用例
支那風の美人、美少女、美少年が、あらゆる残忍酷烈な刑に処せられて笞打たれ、絞め殺され、焙られ、焼かれ、煮られ、引き裂かれ、又は猛獣の餌食にあたえられて行く凄愴、陰惨を極めた場面の極彩色密画であった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
「現在での大家だといわれる千枝とか、常則とかいう連中を呼び寄せて、ここを密画に描かせたい」 とも人々は言っていた。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
そこで心得た画家は弐百円の竹、五百円の竹、千円の竹といふ事の価格的な価値を手間賃に換算して或る時は筆を入れ、或る時は筆をぬき、時にはおそろしく密画を画くことも心得てゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
或る秘密画家の話 或る日の正午、記者は日比谷交叉点付近のカフェーに腰を卸して、注文の来る間ズボンのゴミを払っていた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
名刺を交換していろいろ話し込んだ揚句、彼は自分が秘密画家である事を告げた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
平生私が秘密画ばかり描いているために、お能のお面にもその気持ちがうつって、上品さを傷つけるのです。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
私が秘密画とお能の面とを美事に描き別け得た時は、私が芸術家として成功した時でしょう」 彼はこう云いながらウイスキーを飲んだ。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
一方に秘密画さえ描けば、粗末なものでも非常に高価く早く売れるという事実は、不断に在京の画家を誘惑している。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の描く密画は、細部まで丹念に描写されており、見る者を圧倒する。
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日本の伝統的な密画は、気が遠くなるような緻密な作業から生まれる。
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この絵師は、風景画の密画を得意としており、特に植物の描写が素晴らしい。
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