畏くも
かしこくも
副詞
標準
graciously
文例 · 用例
宮は、報徳神社といふ、彼の二宮尊徳翁を祭れるもの、石段の南北に畏くも、宮樣御手植の對の榊、四邊に塵も留めず、高きあたり靜に鳥の聲鳴きかはす。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
媛神 (――無言――)神職 恐れながら伺い奉る……御神慮におかせられては――畏くも、これにて漏れ承りまする処におきましては――これなる悪女の不届な願の趣……趣をお聞き届け……媛神 肯きます。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
畏くもうつくしき夕かな、悲しき馬は微妙端厳なるその馬は見るまに不浄の五体より光を放ち仏の如き眩ゆさにしばしわななく。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
なほ、この交声曲は、今度の国家的祝典に際しその公式のものとして選定、東京音楽学校に於て発表、畏くも 皇后陛下の行啓を仰ぐ筈になつてゐる。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
しづけくも畏き相、畏くも安けき此の土、この殿の青き甍のあやに清しも。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
しづけくも畏き相、畏くも安けきこの土、この殿の青き甍の、あやに清しも。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
某が買い求め候香木、畏くも至尊の御賞美を被り、御当家の誉と相成り候事、存じ寄らざる儀と存じ、落涙候事に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
某が買求め候香木、畏くも至尊の御賞美を被り、御当家の誉と相成り候事、存じ寄らざる仕合せと存じ、落涙候事に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
作例 · 標準
畏くも天皇陛下におかせられましては、被災地のお見舞いのため、本日専用機で現地へ向かわれました。
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畏くも大御心を賜り、関係者一同、身の引き締まる思いで復興事業の完遂を誓い合った。
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開会式において、畏くも皇太子殿下からのお言葉を頂戴し、会場は深い感動に包まれた。
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