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往先

往先
名詞
1
標準
文例 · 用例
夢は遠くインデアナの空へ走って、もう及第した気――だが、その往先に何が待っているか、古い言葉だけれど、神ならぬ身の知る由もない。
牧逸馬 斧を持った夫人の像 青空文庫
往先に、誰かが待っている気がした。
林不忘 あの顔 青空文庫
尊攘堂の事は中々大業にて、速成を求めてはかえって大成出来申さず、また亡命などにて出国し候ては往先の不都合もこれ有る事故、足下出牢の上は先ず慈母の心を慰め、兄弟間遊学の事も政府辺の指揮を受けての事が宜敷く、これは小田村その他の諸友も随分尽力致すべく候。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
聞く、薩の日下部伊三次は対吏の日、当今政治の欠乏を歴詆して、かくの如くにては往先三、五年の無事も保し難しというて、鞠吏を激怒せしめ、乃ち曰く、「ここを以て死罪を得るといえども悔ざるなり」と。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
聞く、薩の日下部以三次は対吏の日、当今政治の欠失を歴詆して「かくのごとくにては往先三五年の無事も保しがたし」といひて鞠吏を激怒せしめ、すなわち曰く「これをもつて死罪をうるといへども悔いざるなり」と。
吉田松陰 留魂録 青空文庫