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一楽

いちらく
表現
1
標準
one of one's hobbies
文例 · 用例
それでたとえば軽い意味の助演者としてのスパークスなどという役者でも決してただのむだな点景人物ではなくて、言わば個性シンフォニーの中の重要な一楽器としての役目を充分に果たしているようである。
寺田寅彦 映画雑感(4) 青空文庫
まず第一楽章六句はおのずから温雅で重厚な気分に統一されている場合が多いようである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
西洋音楽では同一楽器の二重奏は少なく、あっても非常におもしろいというものはまずはなはだまれであり、それをおもしろく聞かせるにはよほどの名人ぞろいを要するのである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
裏十二の中に月と花が一つずつあってこの一楽章に複雑な美しさを与える一方ではまたあまりに放恣な運動をしないような規律を制定している。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
さて、いよいよ名残十二句のスケルツォの一楽章においては奔放自在なる跳躍を可能ならしむるため、最後から一つ前の十一句目までは定座のような邪魔な目付け役は一つも置かないことにしてある。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
ピアノの音からこの旗のはためきに移る瞬間に、われわれはちょうどあるシンフォニーでパッショネートな一楽章から急転直下 Attacca subita il seguente に明朗なフィナーレに移るときと同じような心持ちを味わうのである。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
そうして懐紙のページによって序破急の構成がおのずから定まり、一巻が渾然とした一楽曲を形成するのである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
髪の艶も、色の白さも、そのために一際目立つ、――糸織か、一楽らしいくすんだ中に、晃々と冴えがある、きっぱりした地の藍鼠に、小豆色と茶と紺と、すらすらと色の通った縞の乱立。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
作例 · 標準
私の*一楽*は、週末に庭の手入れをすることです。ああ、土いじりは本当に癒されるわ。
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彼は読書を*一楽*として、日々を楽しんでいるようだ。「ふむ、この作家の文章は面白いな」と独り言を言っているのをよく聞くよ。
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美術館巡りは、私にとって*一楽*の時間だ。「わあ、この絵の色彩感覚、すごい!」って感動することもしばしば。
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一楽(いちらく) — 幻辞.com