言い送り
いいおくり
名詞
標準
文例 · 用例
健気なむす子よと言い送り度い。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
お互いに名乗り合ったうえで矢を放とう」とお言い送りになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
母はかの後二たび書を寄せ物を寄せてつつがなく帰り来たるの日を待つと言い送りぬ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
せめて新橋までと思えるを、父は制して、くれぐれも自愛し、凱旋の日には全快して迎えに来よと言い送りぬ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
あきらめてくれ、一緒に死ぬんだぞ」 と観念を決めた新三郎、俯向き加減に下へ言い送ります。
— 復讐鬼の姿 『銭形平次捕物控』 青空文庫