北栗鼠
きたりす異読 キタリス
名詞
標準
red squirrel (Sciurus vulgaris)
文例 · 用例
ふぶき萩原朔太郎くち惜しきふるまひをしたる朝あららんらんと降りしきる雪を冒して一目散にひたばしるこのとき雨もそひきたりすべてはくやしきそら涙あの顏にちらりと落ちたそら涙けんめいになりて走れよひたばしるきちがひの涙にぬれてあららんらんと吹きつけるなんのふぶきぞ青き雨ぞや
— 萩原朔太郎 『ふぶき』 青空文庫
彼等は晝間から夜のことをびくびくしてゐたから、それに彼等は幾晩も寢られなかつたり、びつくりして飛び起きたりするので、もう何んにも思ひ出せないくらゐ疲れてしまつてゐたから。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
黒竜江の濁った流れを見ながら、大またに、のしのしと行ったりきたりするのは、いい気持のものだ。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
(ぜんたい雲というものは、風のぐあいで、行ったり来たりぽかっと無くなってみたり、俄かにまたでてきたりするもんだ。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
第一のでは、入り口の踏み台までも人がぶら下がっているのに、それがまだ発車するかしないくらいの時同じ所に来る第二のものでは、もうつり皮にすがっている人はほんの一人か二人くらいであったり、どうかすると座席に空間ができたりする。
— 寺田寅彦 『電車の混雑について』 青空文庫
(ぜんたい雲といふものは、風のぐあひで、行つたり来たりぽかつと無くなつてみたり、俄かにまたでてきたりするもんだ。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
結論がたやすく抜き書きできたりするような書物はだから僕には余り幸福を与えてくれない。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
そこを、人々が走りまわったり、風が吹きこんできたりすると、どの花も、いっせいにリンリンと鳴りましたので、人の話も聞えないくらいでした。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『ナイチンゲール』 青空文庫