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何階

なんがい異読 なんかい
名詞
1
標準
what floor
文例 · 用例
しかし、昇降機のほうから言えば何階で止まるも止まらぬのもたいした動力のちがいはないであろうし、それが違ったところで百貨店の損益にも電力会社の経営にも格別重大な影響を及ぼす気づかいはないであろう。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
御承知の通り、舞台は正面からばかり見るのじゃありませんから、その辺も考えなければならず、殊に近頃のように何階も高い席が出来て、上から見下されることになると、それだけでも大分むずかしいわけです。
岡本綺堂 久保田米斎君の思い出 青空文庫
口も利けない始末ですがね、場所はどこです、どこにあります、あと何階あります、場所は、おさらいの会場は。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
が、猶予ふ隙もなく直ちに三階目を攀ぢ上る…… 最う仰いでも覗いても、大牛の形は目に留まらなく成つたゝめに、あとは夢中で、打附れば退り、床あれば踏み、階子あれば上る、其の何階目であつたか分らぬ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
一二六番地と云うのは大きな二軒の商店の間にある出入口で、曲りくねって石の階段がありましたが、そこから何階もある各階の、会社や商人の事務所へ行けるらしいのでした。
コナンドイル Arthur Conan Doyle 株式仲買店々員 青空文庫
そこで、わたしは白金そくばくを宝叔塔の何階目に隠してありますから、お前さん、取ってお出でなさい」 しかし塔の上には昇り降りの人が多い。
異聞総録・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
給仕が私達の註文を取りに来ると、華奢な鉄格子の填った窓を見ていた喬介は、その少女を捕えて、何階の窓にも一様に鉄格子が填っている、と言う事実を確かめていた。
大阪圭吉 デパートの絞刑吏 青空文庫
『さうだ、さうだ……その一心の把持といふ言葉の中には、その報酬的な心持が何階何階も階級を成してゐるのだ……。
田山花袋 道綱の母 青空文庫