墓所
ぼしょ異読 はかしょ・はかどころ
名詞頻度ランク #39440 · 青空 275 例
標準
graveyard
文例 · 用例
「……ア……アノ蔵元屋どんの墓所の中で……シ……島田に結うた、赤い振袖の女が……胴中から……離れ離れに…ナ……なって……」「ゲッ……島田の振袖が……フフ振袖娘が……」「ハ……ハイ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
一際広い真白な石甃を囲らした立派な墓所の中央に立っている巨大な石塔の前まで来ると、ソオ――ッと頸を伸ばしているうちに和尚は年甲斐もなく腰を脱かした。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
今朝早よう……ふうむ……」 本堂に近い柴垣の処で立止まった良助は、又もや腕を組んで、今出て来た墓所の奥の暗がりを振返った。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それにあの森の奥の方角で、何とも知れぬ気合いの声がタッタ一声「エイッ」と聞こえただけで、アトは又森閑としてしもうたけに、不思議な事と思うてソロソロ起上って、あの墓所まで来てみると、思いもかけぬ無残い姿の仏様じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
昔のわが家の油絵はどうなったか、それを聞き出す唯一の手がかりはもう六年前になくなった母とともに郷里の久万山の墓所の赤土の中にうずもれてしまっているのであった。
— 寺田寅彦 『青衣童女像』 青空文庫
山の上の墓地にして、まばらな松がおのずから、墓所々々の劃になる。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
「その時ですって、枝も風に鳴らずに、塚も動かないでいて、このお墓所が、そのまま、近常さんの、我家の、いつもの細工場になって、それがただ白い細工場で、白い神棚が見えて、白い細工盤が据って、それで、白い塚が、細工盤と角を取った長火鉢だったんですって。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」 遁げると見せかけ八蔵は遠くも走らず取って返し、裏手へ廻って墓所に入り、下枝が臥したる部室の前に、忍んで様子を窺えり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
代々受け継がれてきた墓所を清掃し、先祖への感謝を込めて手を合わせた。
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豊かな自然に囲まれた静かな墓所に、父は眠るように安置されている。
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歴史的な偉人たちが眠るこの墓所には、今も多くの参拝客が訪れる。
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