闘戦
とうせん
名詞
標準
文例 · 用例
『甲子夜話』一七に家豕の闘戦を記して、畜中の沈勇なるものというべきかと評す。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
十三人の一周年号に出した「闘戦勝仏」といふ西遊記から材を取つたものが、処女作だらう。
— 牧野信一 『貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)』 青空文庫
どつちが先だか忘れて了つたが、「爪」と云ふのと、「闘戦勝仏」と云ふのとである。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫
そして「闘戦勝仏」の方は夏だつた。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫
「闘戦勝仏」は「十三人」の一周年号の時、同人が皆んな揃つて書くと云ふのだつたが、私は慥か、夏で、田舎へかへり、海へばかり這入つて居て、何も書けなかつた。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫
それで、秋になつて、東京に出て来てから仕方が無く、大へん気おくれがしたが、「闘戦勝仏」を出したのである。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫
甚だ失礼なお訊ねになりますが、さう云ふ「爪」とか、「闘戦勝仏」とか云ふものをお書きになる前に、文学はどう云ふ傾向を辿らなければいけないとか、これまでの文学はどう云ふ傾向を辿つて来てゐたとか、これからはどう云ふ風に進んで行かなければならないと云ふやうなことを研究しておゐででしたか。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫
そして、「爪」だの「闘戦勝仏」は、この二人に読んで貰つた。
— 牧野信一 『あやふやなこと』 青空文庫