浮かぶ瀬
うかぶせ
表現名詞
標準
chance
文例 · 用例
文六浮かぶ瀬も無い。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
いくら色や愛嬌を売る稼業でも、頭脳と意地のないのは、何年たっても浮かぶ瀬がなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
このままにて郷にかえらば、学成らずして汚名を負いたる身の浮かぶ瀬あらじ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
どうかしてこの大事な瀬戸を漕ぎぬけなければ浮かぶ瀬はない。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
――何んしろ細大|洩さずだから、彼奴等も浮かぶ瀬が無いだろう。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
身を棄ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
――切りむすぶ、太刀の下こそ、地獄なれ、身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
そして後悔するときは、もう自分の浮かぶ瀬は無くなっていました。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
作例 · 標準
例句