州府
しゅうふ
名詞
標準
文例 · 用例
呉江の邑丞鞏徳、蘇州府の命を以て史彬が家に至り、官を奪い、且曰く、聞く君が家|建文皇帝をかしずくと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
」「蘇州府の柳を申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
そうして、毎年正月十五日から五日のあいだは、明州府の城内に元宵の燈籠をかけつらねて、諸人に見物を許すことにしていたので、その宵々の賑わいはひと通りでありませんでした。
— 剪燈新話 『中国怪奇小説集』 青空文庫
関帝現身 順治丙申の年、五月二十二日、広東韶州府の西城の上に、関羽がたちまち姿をあらわした。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
三日ばかりして蘇州府へ着いた。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
『方輿勝覧』に、湖北岳州府の池に棲んだ大蛇を呂巌が招くと出て剣に化けたといい、美女の髪が蛇になった話は、藤沢氏の『伝説』信濃巻に出で、オヴィジウスの『|変化の賦』には、人の脊髄が蛇となると述べた。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
支那湖南の衡州府華光寺に、昔禅師あって白鶏を養う。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
多い神仏の内には豪気な奴もありて、『雍州府志』に京の勝仙院住僧玄秀の時、不動尊の像の左の膝を鼠が咬んだ、秀、戯れに明王諸魔|降伏の徳あって今一鼠を伏する能わずといった、さて翌朝見れば鼠が一疋像の手に持った利剣に貫かれたので感服したと出づ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫