こちら持ち
こちらもち
表現名詞
標準
covering the costs oneself
文例 · 用例
部屋中の器物を皆持ち出して、踏台をあちらこちら持ち運びながら、彼は釘、鋲などと、どんな小さいものでも、およそ表面の突起となっている物という物を抜き取った。
— 宮本百合子 『日は輝けり』 青空文庫
日当りのいい部屋だってね」「ええでも先から知ってるの、とってもひどい階子よ」 倉敷で本を買って来て私に一冊くれ(代金こちらもち)あといく冊か「これはうちの」とかくすようにする。
— 一九四三年(昭和十八年) 『日記』 青空文庫
林さんが(大家さん)畳直すならということですが、半分こちらもちですし、今急に暮にかかってさわぐにも及ばないから、畳はこのまま。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
この前の手紙で申しあげた伝八さんなる夫婦は、二人の生活費をこちらもちという条件なら承知するのです。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
そんなにして三日四日たつうちにお互にいくらかお馴染がついて、むかふでなにかをかしいことがあつて笑つたりすればこちらもちよいと笑顔をみせるやうになつた。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
作例 · 標準
会社の飲み会なのに、会計はまさかのこちら持ちだった。
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旅行の費用は全てこちら持ちなので、少し出費が痛い。
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新しいプロジェクトの設備投資は、初期費用が全てこちら持ちとなった。
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