じくじく
じくじく
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
oozing
文例 · 用例
つめたい汁のやうなものが感じられた、そのとき指と指とのあひだに生ぐさい液体がじくじくと流れてゐるのをかんじた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
こういう露路の奥の習いで、そこらの土はじくじくと湿っているのを、半七は嗅ぐように覗いてあるいた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
まあ、お早くいらっしゃい、草履もようござんすけれど、刺がささりますといけません、それにじくじく湿れていてお気味が悪うございましょうから。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
じくじくと考えている彼の眼がきゅうに輝きだして、湯気を立てんばかりな平べったい脂手が、空を切って眼もとまらぬ手真似の早業を演ずる。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
当の真佐子は別にじくじく一つ事を考えているらしくもなくて、それでいて外界の刺戟に対して、極めて遅い反応を示した。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
雨晴れて月|朦朧の夜にちび筆の軸を伝つてのみ、そのじくじくした欲情のしたたりを紙にとどめ得た。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
水は悪いし、流元なんざ湿地で、いつでもじくじくして、心持が悪いっちゃあない。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
お神さんは私を引入れましたが、内に入りますと貴方どうでございましょう、土間の上に台があって、荒筵を敷いてあるんでございますよ、そこらは一面に煤ぼって、土間も黴が生えるように、じくじくして、隅の方に、お神さんと同じ色の真蒼な灯が、ちょろちょろと点れておりました。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
作例 · 標準
転んで擦りむいた膝から、血がじくじくと滲み出してきた。
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梅雨時で湿気が多く、洗濯物が乾かずにじくじくしている。
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傷口が化膿したのか、じくじくとした嫌な痛みが続いている。
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