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自治団体

じちだんたい
名詞
1
標準
文例 · 用例
若し平八郎が、国家なり、自治団体なりにたよつて、当時の秩序を維持してゐながら、救済の方法を講ずることが出来たら、彼は一種の社会政策を立てただらう。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
幕府のために謀ることは、平八郎|風情には不可能でも、まだ徳川氏の手に帰せぬ前から、自治団体として幾分の発展を遂げてゐた大阪に、平八郎の手腕を揮はせる余地があつたら、暴動は起らなかつただらう。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
当局では管内の各署と協力して、これを片端から灰片付け、食料運搬等の仕事にまわして奮闘していると、約一ヶ月ばかりしてから市内の各自治団体で本式の職業紹介を開始したので、そっちに仕事を譲って、今度は人事相談所を開始した。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
果して然らば買収の毒手、谷中村に侵入して全村を攪乱し村民を誘惑し村落を滅亡せしめんとするに当りてハ、吾谷中村と利害興廃を一にせる群馬県ハ須らく自県の安寧を計り自治団体の保全を勉め、更に進んで地勢治水の関係を有せる谷中村を拯ふに吝なる可きにあらず。
田中正造 非常歎願書 青空文庫
最初ワシリは部落の自治団体から小屋を一つ、牡牛を一疋貰つて、その年に燕麦の種を六ポンド貰つた。
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 樺太脱獄記 青空文庫
初め五年生の某君が友人二三人と相談して月々十銭ずつを寄付すべく造った愛国会だったが、今では全校の六割もの会員を擁していて先生の指導監督は一切受けない生徒の自治団体だという話しである。
戸坂潤 社会時評 青空文庫
もともと一介の武弁でありまして、かやうな自治団体の事務には甚だ疎いのでありまするが、故立花伯のご推薦もございましたといふのは、多分、隠居仕事としてこれくらゐなことはやれといふ思召しかと存じまして、止むを得ずお受けしたやうな次第でございます。
岸田國士 青空文庫
鴎外先生の審美綱領の中「美の世間位」と云うところに、「国家及自治団体は、芸術を補助すべき責あり。
永井荷風 亜米利加の思出 青空文庫