戸を立てる
とをたてる
表現動詞-一段
標準
to shut a door
文例 · 用例
葭戸を立てる程の贅澤はなかつた。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
女はつゞいて格子戸を立てる。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
仕方がないから王宮の後園へ歩み入り、修行して王女の細滑を忘れ切り、神足を恢復せんとしたが、ここは御庭先の栞り門、戸を立てるにも立てられぬ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
この上は世間の口の戸を立てるために、毎年半之丞出奔の日が巡ってくると、華やかに虎松を呼びつけて、過去一年間の捜索報告を聞くことにしたが、例の思惑からして、虎松に対しては非常に厳重な尋問態度を改めなかった。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
「そうでなくてさえこんな大家は、点火前には戸を立てるものだ。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
人の口に戸を立てることはできない。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
トッサに土足のまま板の間に走りあがって仏壇になっている二重戸棚の下段の戸袋にパッと飛込んで内から戸を立てる。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
ある時は、巨大な炎と広大な煙とをたてる烈火であった。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
冷たい風が入らないよう、彼は丁寧に戸を立てた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
泥棒に入られないように、夜は全ての戸を立てて鍵をかける。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
何も言わずに彼は立ち上がり、静かに戸を立てて部屋を出て行った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash