禅家
ぜんけ
名詞
標準
Zen
文例 · 用例
この話は、「婆子焼庵」(禅の本で五燈会元というのに書いてある老婆が庵を焼く話)という題で、禅家の方の公案(禅宗の師匠が弟子に与えて修業させる試験の宿題)になっていまして、なかなか研究がむずかしい問題です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
第七二課 さとり「さとり」ということは、無限の宇宙生命と、有限の私たち個人の生命と、全く一つのものであることを、はっきり認識したその意識を指すので、禅家の方殊に臨済宗の方で、やかましく言う修業上の心境の段階を指します。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
しかし、贅沢といえば、まことに蘭飯と称して、蘭の花をたき込んだ飯がある、禅家の鳳膸、これは、不老の薬と申しても可い。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
虚子の小説に余裕があるのは果して前条の如く禅家の悟を開いた為かどうだか分らない。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
王陽明(中国の明代の儒学者)の学風は、仏教の禅家の教に似たところがあって、「儒教を遠ざかり仏教に近づくこと程子(中国宋の儒学者)や朱子(中国宋の儒学者、朱子学の創始者)にも過ぎる」と言われたほどの人だが、この人をしてこの様な言葉がある。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
道の体だの用だのと云うと、哲学臭く、道学臭く、仏学や禅家の話のように聞えて、孔子の道にその様なことは無い筈だと思う人も有るだろうが、それは朱子の言葉尻に拘って、真の意味を理解しないものである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
‥‥という禅家の談のようなものでは無い。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
そのように説くと広大微妙な禅家の話のようになって、少し高尚遠大になり事実から遠くなる傾向が有るとするのである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は若い頃から禅家の教えに深く傾倒し、毎日座禅を組んでいた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
この寺院は古くから禅家の修行道場として知られ、多くの修行僧が集まる。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
禅家の静寂な庭園を眺めていると、日々の喧騒を忘れさせてくれる。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview