不出
ふしゅつ
名詞名詞-の形容詞
標準
safekeeping
文例 · 用例
アスランでもビッシェルでも、出来不出来は別として、やはりその人の絵になっていると思う。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
不出来でも何でも、とにかく自分の絵を描こうとしているように見える。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
もっとも、チャンピオン・テオドラが最近、オドトリアムのハイ・アライに不出場も或は、もしかすると。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
コオセットをはめてるところ………………靴下はもちろん黒檀色がいいよ、だが門外不出、自分で自分を監禁することはできないって?
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
球突語でいへばいはゆる氣分|球で、日々の出來|不出來がひどかつた。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
然し此不出来であったのが全く学校なれざるためであって、程なく出来るようになって来た。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
(昭和十年五月、映画評論) 十五 乙女心三人姉妹 川端康成の原著は読んだことはないが、この映画の話の筋はきわめて単純なもので、ちょっとした刃傷事件もあるが、そういう部分はむしろはなはだ不出来でありまた話の結末もいっこう収まりがついていない。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
着物の事もあるし、それに、きょう書き結んだ小説が甚だ不出来で、いらいらしていたのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫