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心の壁

こころのかべ
表現名詞
1
標準
emotional wall
文例 · 用例
塗りつぶし塗りつぶししていた心の壁にひびが入って、そこから面も向けられない白い光がちらとさすようにも思った。
有島武郎 或る女 青空文庫
あの一度親しくした年長の婦人が無言で通り過ぎて行った姿は、何を見るにも勝り何を聞くにも勝って、あだかも心の壁の画のように過去った日のはかなさ味気なさを深思せしめずには置かなかった。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
深い感動として残っていた心の壁の画が捨吉の胸に喚起された。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
餌をよこせと、タケシの心の壁をつつきはじめる。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
騒ぎはじめた虫からの信号を、心の壁をこわばらせて閉ざしてしまえば、それでも虫はしばらくのあいだ虚しい叫びを上げ、やがては餓死しよう。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
そしてタケシの心の壁は、虫からの信号を閉ざしてしまうにはいまだにあまりに柔らかく、新鮮だった。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
鐵骨の上に横へられた足、あれは昔若かつた父の、農村から都會へと、勞働と幸福を求めていつた、煉獄の姿としての、私の心の壁畫だつたから‥‥‥ 私は眠つてゐるのか覺めてゐるのか?
若杉鳥子 梁上の足 青空文庫
そこの湯宿の一室にして、年少の日の圓朝が切磋琢磨の修業の上に自分自身を見出したことによって初めて私は、豁然と音立てて心の壁の崩れ落ちるものを感じた。
正岡容 小説 圓朝 あとがき 青空文庫
作例 · 標準
過去の裏切りから、彼は周囲の人に対して高い心の壁を作るようになった。
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何度も誠実に対話を重ねるうちに、ようやく彼女の心の壁が少しずつ崩れ始めた。
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共通の趣味が見つかると、初対面の相手ともすぐに心の壁がなくなるものだ。
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