家を畳む
いえをたたむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to shut up one's house
文例 · 用例
だが、何だ、それで家を畳むんじゃねえ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
棲みなれた千葉の借家を畳むと、彼は広島の兄の家に寄寓することにした。
— 原民喜 『遥かな旅』 青空文庫
家を畳むで神戸に引越さうとする段になると、江戸ツ子の夫人が承知しなかつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
こうして置いても行かれませんし、そうかと言って、東京の家を畳むのも惜しいなんて言いますし――」「ああ、意気地の無いものは駄目です」と正太は妻の方を見て、アテコスるような調子で歎息した。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫
こうなると家を畳むより仕方がない。
— 夏目漱石 『倫敦消息』 青空文庫
その頃は東京の家を畳むとき、懐にして出た金は、ほとんど使い果たしていた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
東京の家を畳むとき宗助は先祖の位牌を一つ残らず携えて、諸所を漂泊するの煩わしさに堪えなかったので、新らしい父の分だけを鞄の中に収めて、その他はことごとく寺へ預けておいたのである。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
なにしろ、一家を畳むといふ仕事は、これで面倒なもんですな……。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
作例 · 標準
高齢で施設に入るため、長年住み慣れた家を畳むことになった。
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海外赴任が決まり、単身赴任ではなく家族全員で家を畳んで移住することを選んだ。
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事業の失敗で多額の借金を抱え、やむなく家を畳む決断をした。
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子供たちが独立し、夫婦二人には広すぎるため、マンションに引っ越すために家を畳んだ。
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