細細した
こまごました
表現形容詞-語幹
標準
sundry
文例 · 用例
このことはまた彼等の生活の敍述が必然僕達に縁のない佛蘭西人の信仰に固有な聖人の名だとか、教會の建物のこまごました部分の名だとか、さう云つたものの非常に多くを伴つて來ることからでも起り得るのだとも思ふ。
— 梶井基次郎 『「親近」と「拒絶」』 青空文庫
末の冬子は線香花火や千代紙やこまごました品を少しずつしか買わないので、配当されたわずかな金が割合に長く使いでがあるようであった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
姉ちゃんはもう、とっくに風邪なおって起きちまってるのに見舞いに来るなんて」「でも、来てやったんだい」 蓑吉は、こまごましたおもちゃを並べるのに余念が無い。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
相州さまはまた、ひたすらお役目お大事で、朝から晩まで幕府のこまごましたお仕事に追はれて、例の異常の正しさを以て怠らず律儀にお働きになり、その頃は将軍家の御意にさからふやうな事もほとんどなく、いまさら御一族と謀つて何かたくらむなどそんなおひまも野心もお持ち合せにならぬやうな御様子でございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
節子の箪笥に目ぼしい着物がなくなったと見るや、こんどは母のこまごました装身具を片端から売払った。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
こまごました役所のしごとに首をつっこんでいるということが、どんなことだかわかるから。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
また、この景色の個々の事物の、つまりこの画面のこまごましたものの、配置をただ変えるだけで、もの悲しい印象を人に与える力を少なくするか、あるいはきっと、すっかり無くなすのではあるまいか、と私は考えた。
— THE FALL OF HOUSE OF USHER 『アッシャー家の崩壊』 青空文庫
妻の葬いのことや、千葉から広島へ引あげる時のこまごました情況や、慌しく変ってゆく周囲のことを、丹念にノートに書きつづけているうちに、あの惨劇の日とめぐりあったのだった。
— 原民喜 『遥かな旅』 青空文庫
作例 · 標準
机の中には、クリップや付箋など細細した事務用品が散乱している。
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「細細した家事を片付けていたら、あっという間に夕方になってしまったわ」
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旅行の準備で、化粧品や充電器など細細したものをポーチにまとめた。
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