本髪
ほんがみ
名詞
標準
文例 · 用例
赤坊の顔を覗き込んでる母親の日本髪を上の方からチラと憎々しげに見遣つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
今迄私達が土人街|印度家屋の油の濃い日本女(ここに住む日本髪の女が世界中で一等醜い女だということは貴方にも直きお分りになるでしょう)以外に恋の体力をあらわさなかったのに、たとえ英国種にしろアダは水際だった、いわば我々日本人にとって彼女は孟買のエンゼルなのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
ひとりは、宿屋の女中あがりらしく、大きい日本髪をゆい、赤くふくれた頬をしていた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
しかし、ウイスキイのグラスは日本髪の少女の手で私のテエブルに運ばれて来た。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
日本髪の少女は、枯れかけた、鉢の木の枝をわけて、私のテエブルに近寄った。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
」 日本髪の少女は、そう言っていやらしく笑いこけた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
」断髪の少女が長い袖で日本髪の少女をぶつ真似をした。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
」 日本髪が感心した。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫