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嘗て

かつて異読 かって
副詞名詞-の形容詞頻度ランク #30735 · 青空 2090
1
標準
once
文例 · 用例
』」――「嘗て私は、橋の上を通りかゝつたとき、橋の上では人間が、みんなニヒリスチックになるものだと考へた、思つた。
中原中也 青空文庫
幼稚園のピクニックで来た時に、嘗てすべつてころんだ所も、そのまゝであつた。
中原中也 金沢の思ひ出 青空文庫
――これは嘗て旅行の途立寄つた兵庫県は御影師範の記憶である。
〔私が貧乏で〕 青空文庫
風はリボンを空に送り、私は嘗て陥落した海のことを その浪のことを語らうと思ふ。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
例へば四つ目垣でも屋根でも芙蓉でも鷄頭でも、未だ嘗て此れで稍滿足だと思ふやうに描けた事は一度もないのだから、いくら描いてもそれはいつでも新しく、いつでもちがつた垣根や草木である。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
そしてまた、そこに鎮まる岳神も、嘗て姉の福慈の女神と共に、東国へ思い捨てたわが末の息子が成長したものであろうという予感は沁々とある。
岡本かの子 富士 青空文庫
嘗て常陸の山に在って旅人から聞いた話の、八つの湖に女神の姿を待ち侘ぶ河神たちの姿も眼の前に見た。
岡本かの子 富士 青空文庫
そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人は、嘗て一度も有意味に手などを採ったことはなかった。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
作例 · 標準
この場所には嘗て、壮大な城が建っていたらしい。
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嘗ては人気を博したその歌手も、今ではあまりメディアに登場しない。
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嘗て彼らは親友だったが、今は連絡も取っていない。
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2
標準
never yet
作例 · 標準
嘗てこれほどの難題に直面したことはない。
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彼女の演技は、嘗て見たことのないほど感動的だった。
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嘗てこれほどの大雪は経験したことがない。
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嘗て(かつて) — 幻辞.com