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愛おしむ

いとおしむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
1
標準
to love
文例 · 用例
ホームズは片膝に上手く載せ、ゆっくりと愛おしむように目を過去の事件簿の上に滑らせた。
THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE サセックスの吸血鬼 青空文庫
腕に抱えると、愛おしむようになで回したのだ。
THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE サセックスの吸血鬼 青空文庫
ここまで貯めるには若い時から並大抵の苦労ではなかった、と爺さんは今更のように懐古して、心に抱いたお宝をしんみりと愛おしむのだ。
矢田津世子 神楽坂 青空文庫
母を不憫に愛おしむ気もちが、しぜん自分へも注がれる。
矢田津世子 女心拾遺 青空文庫
一「私がそこへいったのは、ちょうど医学部の三年になったばかりの頃……二十二の時でしたから、今から三年ばかり前……まだ身体が丈夫で、元気一杯の時だったのです」 と壮健だった時分を愛おしむような調子で、病人は語り出した。
橘外男 墓が呼んでいる 青空文庫
生物は本来、性の独立をいとおしむためか。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
が、山野のトリックに掛って、うまうまと「夜の脅威」を、得意になって差し出した俺の弱さ加減を考えると、俺は自分の身をいとおしむ涙が双頬を湿おすのを感じた。
菊池寛 無名作家の日記 青空文庫
自分にぴったりした人生の現実として階級の意味を理解し、それをいとおしむからこそ、わたしたちのヒューマニズムにおいて人民的な民主主義の立場をとらないわけにはゆかないのです。
――一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演―― 平和運動と文学者 青空文庫
作例 · 標準
「都会の喧騒を離れ、自然の中でゆっくりと流れる時間を愛おしむように過ごした。」
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「『今のこの瞬間を大切に愛おしみたいの』と、彼女は旅の終わりに静かに微笑んだ。」
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「過ぎ去った青春の日々を、色褪せた写真を見返しながら一人静かに愛おしむ。」
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「名残惜しい春の終わりの、散りゆく桜の最後の一片までを愛おしむように見送る。」
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