安倍川餅
あべかわもち
名詞
標準
abekawa mochi
文例 · 用例
名物の安倍川餅屋が安倍川橋の袂にあつて、大きな老木の柳のみどりがその門におほらかにそよいでゐた。
— 春の二三日 『樹木とその葉』 青空文庫
見物を目あての担売り、茶店、けんどん、安倍川餅、茶碗酒などが片がわに店を張り、白粉を塗った赤前垂の若い女が黄いろい声で客を呼ぶ。
— 小鰭の鮨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
「おさのも腹が痛かったのか」「ヘエ――お店から持って来た、安倍川餅を二つ三つやると、半刻ばかり経って急に腹が痛み出しました。
— 金の鯉 『銭形平次捕物控』 青空文庫
甘いのがいけるのは、私とおさの姐さんだけで」「その安倍川餅の残りはどうした」「竹の皮ごと川へ捨ててしまいましたよ」「…………」 平次は舌打ちをしたい心持でした。
— 金の鯉 『銭形平次捕物控』 青空文庫
あの今の宮崎さんの先代はこの橋の袂で安倍川餅を売ってあれ丈けの身上を拵えたそうでがん。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安倍川餅について考えている。
安倍川餅という言葉は日本語で重要だ。
彼は安倍川餅の意味を理解している。
この文には安倍川餅が含まれている。