引退興行
いんたいこうぎょう
名詞
標準
farewell performance
文例 · 用例
それを亡川上の直系の門人たちが妙な感情にとらわれて、貞奴の引退興行の相談をうけても引受けなかったり、建碑のことでも楯を突きあっているのはあまり狭量ではあるまいか。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
そして亡夫の七回忌にあたる大正六年十月、日本橋区久松町の明治座で女優生活十五年間の引退興行を催し、松井松葉氏によって戯曲となった、伊太利の歌劇「アイーダ」を上場した。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
その本読みをしてスッカリ稽古を附けてから帰って来て、妾の引退興行と、呉服橋劇場独特の恐怖劇の最後の興行と、劇場主轟九蔵氏の追善と、大ガラミに宣伝して、涼しくなりかけの九月七日頃から打てるだけ打ち続けたら、キット相当な純益が残ると思いますわ」「さあ……どうでしょうかね」「いいえ。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
貞奴が引退興行のときおなじように招かれて落ち合ったおり、野暮なおつくりではあるが立派な衣裳になった彼女は飾りけのないよい夫人であった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
三月二十六日(月曜) マールイ・テアトルで、スミルノワの引退興行があった。
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
松竹座へ天勝引退興行をのぞき、四時に華族会館へ鋭五の結婚式あり、行く。
— 昭和九年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
長年のファンが別れを惜しむ中、国民的歌手の引退興行が行われた。
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大衆演劇のスターが、満員の観客の前で最後の引退興行を終えた。
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歌舞伎界の大御所が、来年三月の引退興行を最後に舞台を去る。
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