川渡し
かわわたし
名詞
標準
文例 · 用例
三番の右は川渡しの画で、やや大きな波の中に二人の川渡しがお客を肩車にして渡つて居る所である。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
その川渡しの人間は一人が横向きで、一人が後ろ向きになつて居る。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
窓に腰かけ酒を呷る)第二場 利根の渡し利根川渡し場。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
そのとき、木曾川渡しの前に、もし沢井どのの迎えに出会うならば、いかにうれしかろうぞ――などとも仰せられた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
山岳の徒歩越えや騎馬の川渡し、伝令、斥候の演習など、風雨の日までわざと歩かせた。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
わけて福岡の川渡しは、雨後の大水であったが、猿殿には、御自身先に越えて堤に立ち、次々に、繰渡る人数へ、呶鳴っておられた。
— 吉川英治 『茶漬三略』 青空文庫