阿漕
あこぎ異読 アコギ
形容動詞名詞
標準
greedy
文例 · 用例
しかしいつの代にも横着者は絶えないもので、その禁断を承知しながら時々に阿漕の平次をきめる奴がある。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
家数四五軒も転がして、はい、さようならは阿漕だろう。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
わが朝は仏縁深重の地とあって、伊勢ノ国阿漕ヶ浦に流れ寄り、夜な夜な発する霊光。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
いくら父でも師でも、わたしに対し面と向っては阿漕なことはもう口に出せない。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
謡曲|阿漕の一節に、「丑満過ぐる夜の夢。
— 夢野久作 『涙香・ポー・それから』 青空文庫
いつの頃から夫に忍び、その名岩島友吉こそは、年も二十六、やさがた生れ、きりょう好いのについ誘かされて、人目忍びて逢う瀬の数も、…… ――阿漕が浦の度かさなれば、おさだまりで、たちまち近所となりのうわさ、これも定まる処です。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
我々が口を利くのだ、奴もさう阿漕なことは言ひもすまい。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
予は植物の方に潜心して返事せぬ事多きに屈せず、阿漕が浦の度重なりてそんな眼に逢う。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
阿漕の例文