幻辞.com

来私

きわたくし
名詞
1
標準
文例 · 用例
来私は酒を憎むこと極度である。
太宰治 禁酒の心 青空文庫
」と私を呼びかけましたので私もちょっと驚きましたが、元来私の当時教師を勤めていた町はごく小さな城下ですから、私のほうでは自分の教え子のほかの人をあまり知らないでも、土地の者は都から来た年若い先生を大概知っているので、今この子供が私を呼びかけたも実は不思議はなかったのです。
国木田独歩 春の鳥 青空文庫
来私どもの感情はそう無茶苦茶に間違っているものではないのでありましてどうしても本心から起って来る心持は全く客観的に見てその通りなのであります。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
けれども元来私どもはイギリス海岸に行かうと思ったのでしたからだまってそこを通りすぎました。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
けれども元来私どもはイギリス海岸に行こうと思ったのでしたからだまってそこを通りすぎました。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
来私は、磁石の方角を直覚する感官機能に、何かの著るしい欠陥をもった人間である。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
こういう家庭のありさまでしたから、近来私の一家族の中に、学校へ行くのに眼が覚めぬなどというもののあるのを聞くと、思わず知らず可笑しく思う位です。
幸田露伴 少年時代 青空文庫
来私に本格的な学問をいろいろとおさせになりましたが、できが悪い課目もなく、またすぐれた深い研究のできたこともありませんでした。
絵合 源氏物語 青空文庫