スパゲッティ
すぱげってぃ
名詞
標準
文例 · 用例
次の日はポツオリに行って腹立たしくうるさい案内者に悩まされながらセラピスの寺の柱に残る地盤昇降の跡を見、ソルファタラ旧火口の噴煙を調べ、汚い家でスパゲッティの昼食を食って、帰りの電車で、贋銀貨をつかまされた外にはあまり人間味のある記憶が保存されていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
まさか有田の乞食婆の喰っていたあの唐辛子のかかった真赤なうどんと、ポツオリの旗亭のトマトのかかった赤いスパゲッティとの類似のためであろうとも思われない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
」 羊の肉の薄焼に雛の肩肉と、フロマージュ付きのスパゲッティ、それにサラダを註文して三人は葡萄酒を飲んだ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
アンリエットはさきからにこにこしながら、美しい前歯で前菜の赤い小蕪を噛んでいたが、饂飩のようなスパゲッティが湯気を立てて出て来ると巧にフォークへ巻きつけた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
ここにいると、どういうものか理窟に落ちることばかりの生活がつづき、避け難くなる場合が多いので、理窟を吹きかけた方からその日の晩餐の支払いをするという約束が前から二人の間にあったので、久慈も口へ入れかけたスパゲッティをそのまま、しめたとばかりにはたと卓を打った。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
鰈とスパゲッティが出て来たとき、「久慈君、もうしばらく議論をやめよう。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
」 と久慈はかぶりを振ってスパゲッティをフォークに巻きつけ急いで食べた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
マカロニやスパゲッティは殆ど毎日のように出ますし、ポルペッタとかラビオーラという素晴らしくおいしい御馳走が出て、前のスコットランド人の下宿で毎朝塩辛いソーセージと、毎晩のように出る紙のように薄いローストビーフ責めの憂鬱さを、綺麗に追払ってしまいました。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
ウィキペディア
スパゲッティ は、イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一種で、断面が円形で、紐(ひも)のように細長いものをいう。イタリアでは太さにより呼び分けられる(後述)。
出典: スパゲッティ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0