活版屋
かっぱんや
名詞
標準
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文例 · 用例
私は日本屈指の大新聞、東都日報の外交部につとめる傍ら、本郷|西片町の小さな活版屋で、家庭週報という四|頁新聞を、毎日曜|毎に発行していた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
敢て六號にすれば遲れますよと活版屋が云つた爲にあらず。
— 石川啄木 『消息』 青空文庫
それからまたそれならばといって、あなたがたがみな文学者になったらば、たぶん活版屋では喜ぶかもしれませぬけれども、社会では喜ばない。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
文学者の世の中にふえるということは、ただ活版屋と紙製造所を喜ばすだけで、あまり社会に益をなさないかも知れない。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
」ある小さな活版屋の爺はこんなことを言って笑った。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
かれは活版屋をさがすだけにもに三日を徒らに費さなければならなかった。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
平生親しくした友だちは多くは離散して、その時町にいるものは、活版屋をしている沢田君ぐらいのものであった。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
時には路地の奧の方までも入つて行つて、活版屋の裏に堆高く積重ねてある屑の中から細い活字を拾ふのを樂しみにしました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫