土神
つちがみ異読 どじん
名詞
標準
earth god
文例 · 用例
一人は丁度、五百歩ばかり離れたぐちゃぐちゃの谷地の中に住んでゐる土神で一人はいつも野原の南の方からやって来る茶いろの狐だったのです。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
なぜなら土神の方は神といふ名こそついてはゐましたがごく乱暴で髪もぼろぼろの木綿糸の束のやう眼も赤くきものだってまるでわかめに似、いつもはだしで爪も黒く長いのでした。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
たゞもしよくよくこの二人をくらべて見たら土神の方は正直で狐は少し不正直だったかも知れません。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
その東北の方から熔けた銅の汁をからだ中に被ったやうに朝日をいっぱいに浴びて土神がゆっくりゆっくりやって来ました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
樺の木は何だか少し困ったやうに思ひながらそれでも青い葉をきらきらと動かして土神の来る方を向きました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
土神はしづかにやって来て樺の木の前に立ちました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
この語を聞いて土神は俄かに顔いろを変へました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
土神は歯をきしきし噛みながら高く腕を組んでそこらをあるきまはりました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
作例 · 標準
村人たちは、作物の豊作を願って土神様に祈りを捧げた。
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この土地には、古くから土神を祀る小さな祠がある。
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昔話では、怒った土神が洪水を引き起こしたと語られている。
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