岩燕
いわつばめ異読 イワツバメ
名詞
標準
Asian house martin (Delichon dasypus)
文例 · 用例
ね、あすこにはやぶうぐいすや岩燕やいろいろ居るんだ。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
瀧見臺に立つて見ると、昨夜の幽味は少しも無くて瀧は明らかに見え、無數の岩燕が瀧飛沫の煙の中を、朝の日の光を負ひながら翼も輕げに快く入亂れて上下左右してゐる。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
其のほか鴨や、山鳥や、シギや、岩燕や、鴎や、あらゆる鳥達が、小川の岸に集つて、口の周囲を染めたり、羽を洗つたり、白粉をつけたり、紅をつけたり、手をそめたり、熱心に化粧をしてゐるのですから、その賑やかなことといつたら、ちやうど海水浴場へ行つたやうな賑やかさでした。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
瀑の左に直立せる絶壁の面に穴多く、岩燕出入して、虹の中に舞えり。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
尋常の燕ならで、岩燕軒端に土巣を構ふること數十百の多きに及ぶ。
— 大町桂月 『阿武隈川水源の仙境』 青空文庫
暗い洞窟の内部は岩燕の巣食ふところとかで、無數の翼が兩岸の岩をかすめて飛んだ。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
ちやうど一羽の若い岩燕がその洞窟にある巣から離れて、私達の歩きりすることも出來た。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
パチパチパチパチパチパチと、岩燕が群をなして颯と頭上を翔け過ぎた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
作例 · 標準
断崖絶壁に岩燕がせわしなく飛び交っていて、巣作りに忙しそうだね。
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岩燕の集団が、一斉に低空飛行で餌を捕りに行く様子は迫力がある。
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あの鋭い鳴き声は、岩燕かな?空を切り裂くように飛んでいるよ。
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