あめりか物語
あめりかものがたり
名詞
標準
An American Tale (collection of stories by Nagai Kafū, 1908)
文例 · 用例
『あめりか物語』は明治四十年|紐育より仏蘭西に渡りし年の冬|里昂市ヴァンドオム町のいぶせき下宿屋にて草稿をとりまとめ序文並に挿絵にすべき絵葉書をも取揃へ市立美術館の此方なる郵便局より書留小包にして小波先生のもとに送り出版のことを依頼したるなり。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
翌年秋帰国せし時『あめりか物語』は既に市に出でゐたりき。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
すると編中には二十年前始て博文館から刊行した「あめりか物語」と題するものが収載せられていたので、之がため僕は九月二十九日の朝、突然博文館から配達証明郵便を以て、改造社全集本の配布禁止の履行と併せて、版権侵害に対する賠償金の支払を要求せられることになった。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫
拙著「あめりか物語」の著作権は博文館が主張するが如く、其の専有に帰しているものではない。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫
拙著「あめりか物語」の著作権が何人の手に専有せられているかは、今日に至るまで未だ曾て法律上には確定せられていないものと見ねばならない。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫
後年私の全集が春陽堂から出た時「あめりか物語」と「ふらんす物語」とが初博文館の出版であつたにも係らず博文館から苦情を云はなかつたのは瀧口入道や金色夜叉などを無断でそれ/″\の全集に編入した弱身が在つた為だと云ふ話です。
— 永井壮吉 『出版屋惣まくり』 青空文庫
それですから震災後改造社が一円全集本に私の「あめりか物語」を入れて出すと忽版権侵害の苦情を云立て裁判沙汰にすると云ふ騒になつたのです。
— 永井壮吉 『出版屋惣まくり』 青空文庫
後年私の全集が春陽堂から出た時「あめりか物語」と「ふらんす物語」とが初博文館の出版であったにも係らず博文館から苦情を云わなかったのは「瀧口入道」や「金色夜叉」などを無断でそれぞれの全集に編入した弱身が在った為だと云う話です。
— 永井荷風 『出版屋惣まくり』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日あめりか物語について考えている。
あめりか物語という言葉は日本語で重要だ。
彼はあめりか物語の意味を理解している。
この文にはあめりか物語が含まれている。
ウィキペディア
『あめりか物語』(あめりかものがたり)は、永井荷風の連作での短編小説集。1908年8月9日、博文館刊行。
出典: あめりか物語 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0