守役
もりやく
名詞
標準
nurse
文例 · 用例
十年前、千歳が七八つの頃、慶四郎が父の内弟子に来てから、最初のうちは慶四郎は千歳の子守役、千歳が成長するにつれ縁日ゆきの護衛、口喧嘩の好敵手、時には兄妹のような気持にさえ、極めて無邪気な間柄であった。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
今度の留守役は、前の重縁の後見人に何か不始末があったとやらで、厳しい親族会議の末に、幸吉の叔父叔母である、お爺さんとお媼さんとに定められた。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
三年前に若い夫に死なれてからは、山城屋へ容れられて、かやの守役をずっと勤めて居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
なに、あと幾日の辛抱でもなし、わたくしはそう諦めて、なるべく神妙に寮にいて、わたくしに向って求め始めた、何とも知れない彼の望みに就ての悩みに、たゞ相手になっていてやるだけのお守役を勤めてやるのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
平手|中務政秀は信長のお守役であるが、前々から主信長の行状を気に病んで居た。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
おかくは、何んな場合にも逆ひといふものを知らぬ驚くべき気永な性質で、蓋し子供の守役には稀大の適任者だつたのでせう。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
どう処置をしていいのか手が出ないのであったが、やっと惟光が、「この院の留守役などに真相を知らせることはよくございません。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
お犬公方様またなき御愛犬と見えて、お守役のお城小姓がふたり。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
幼い姫は、守役の優しい手に見守られながらすくすくと育った。
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彼の守役は厳格な人物だったが、そのおかげで彼は立派な大人になった。
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藩主の子の守役として、彼の教育と安全に責任を持つ重職だった。
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