衛生課
えいせいか
名詞
標準
文例 · 用例
アムモニアの効くことは県の衛生課長も声明してゐます。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
アンモニアの効くことは県の衛生課長も声明しています。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
ところが、四五日たったある朝の新聞を見ると、ズルチンや紫蘇糖は劇薬がはいっているので、赤血球を破壊し、脳に悪影響がある、闇市場で売っている甘い物には注意せよという大阪府の衛生課の談話がのっていた。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
都の衛生課の腕章をつけたひとの手からは、毒薬でも安心して呑み十数人が一瞬にして殺される日本人。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
国賊という意味で昂奮のあまり殺したにしても酒の中へ毒を入れる役は差詰め西木の娘さんだけだろうが、それもどうやら話がおかしい……といったような気がしたもんだから、取りあえず県の衛生課へ電話で問合わせてみると、「斎藤医師の嚥下した毒物は目下分析中」 という愛想もコソもない返事だ。
— 夢野久作 『無系統虎列剌』 青空文庫
地方から衛生課長か何かが在郷軍人か何かをつれて来たそうだがあまり恐ろしい有様におぞげをふるって手を出さず戻ってしまい人夫も金はいくらやると云ってもいやがってしない。
— 宮本百合子 『大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録』 青空文庫
それは衛生課長であった伊佐庭如矢氏、勧業課長であった藤野漸氏、その他伊藤鼎氏、辰川為次郎氏、これは皆松山人で、また他から来ていて庶務課長であった南挺三氏もその一行であった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
県や市の衛生課、医師会、警察、みんなかねての計画どおり手際よく救護陣を敷いた。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫