オーデコロン
オーデコロン異読 オードコロン・オー・デ・コロン・オー・ド・コロン
名詞
標準
eau de Cologne
文例 · 用例
「ああ、それから、お気に召さないかもしれませんけれど、よろしかったら、オーデコロンもあります」 手のひらに収まる小さなビンを、ピリオドのようにのせる。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
「先生、あのオーデコロン、つけたでしょう」 慶一がとがめるようにいった。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
私は五歳の女の子のようにそれで果敢なく顔を拭いて、手を拭いて、オーデコロンをつけて、日々新たにその卓子の上にある牛乳瓶についての説明をくりかえさなければならないのだ。
— 宮本百合子 『一九二九年一月――二月』 青空文庫
』そう言うと彼は、さっそく例のスコットランド式の着物をヨーロッパ風の洋服に著換えて、太鼓腹をギュッと尾錠でしめつけ、オーデコロンをふりかけて、防寒用の縁無帽を手にとると、書類を小腋にかかえて、売買登記をすませるために民事裁判所をさして出かけた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
ようやく、ちゃんと服を著け、オーデコロンをふりかけて、暖かく外套に身をくるむと、用心のために頬を包んで、さっさと街路へ出て行った。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
オーデコロンを混ぜた水を海綿にふくませて、それで躯じゅうを拭く習慣のついたのもその頃だし、また肌を滑らかにする目的で、非常に高価な石鹸を買ったりし始めたのもその頃からだし、それから矢張り……。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
だが、此のぼんやりしたシクラメン、オーデコロンは憎々しげに光つてゐる。
— 横光利一 『七階の運動』 青空文庫
惜しいがやめてオーデコロン、下着など買う。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫