徒ならぬ
ただならぬ
形容詞-語幹頻度ランク #39087 · 青空 0 例
標準
unusual
文例 · 用例
風にあらで小忌の衣に漣立ち、持ち給へる珠數震ひ搖ぎてさら/\と音するに瀧口|首を擡げて、小松殿の御樣見上ぐれば、燈の光に半面を背けて、御袖の唐草に徒ならぬ露を忍ばせ給ふ、御心の程は知らねども、痛はしさは一入深し。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
しかし日蓮宗の教徒ならぬわれわれにとっては、その教理がここで主なる関心ではなく、彼の信念、活動の歴史的意義、その人格と、行状と、人間味との独特のニュアンスとが問題なのである。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
「別天王とその御子息夫妻は天地二神の化身、天王教の尊い神におわすから軽々に信徒ならぬ人々にお会わせするわけに参らぬ。
— その三 魔教の怪 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
信徒ならぬ我々がまことにムリムタイなお願いとは重々心得ておりますが、これも国法を守る者の切ない義務。
— その三 魔教の怪 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
酒徒ならぬぼくにも、連想の興味は尽きない。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
おりからの炎熱とともに、ただならぬ悪臭を放つようになった。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
大庭は、主人公のただならぬ氣魄を象徴してあますところがない。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
小菅にしてみれば、鳥渡すれちがつただけでも、その女のひとにおのれのただならぬ好印象を與へてやらなければ氣がすまぬのである。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
作例 · 標準
現場には、徒ならぬ殺気が漂っていた。
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遠くから聞こえてくる徒ならぬ地鳴りに、村人たちは不安を募らせた。
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彼の目には、徒ならぬ決意の光が宿っていた。
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